
PROFILE
"常に伝統を重んじ革新を求め続ける
情熱、責任、寛大な心を持ち創作を探究する"
- 国府田 清香 -

<略歴>
Haco Works株式会社 代表取締役
国府田 清香 Kiyoka Kokufuda
東京を中心に2003年から全国にてカルトナージュ教室のレッスンを多数運営する傍ら、大手家具・インテリア・食器メーカーやレストラン、各国の大使館とイベント共催するなど幅広く活動。2014年には銀座アトリエをオープン、2015年にHaco Works株式会社を設立、「FabriArt(ファブリアール)」にて1DAYレッスンやディプロマの授与、「Haco Works(ハコワークス)」にて定期レッスンのお教室の運営、よりプロフェッショナルな技術の承継やオーダーメイドを行う「Savoir-faire "H"(サヴォアフェール アッシュ)」を展開。
公式インスタグラム:kiyoka_kokufuda
著書「箱ワークス カルトナージュ2冊セット -布で楽しむ箱作り-」
「カルトナージュ Haco Works (箱ワークス) -箱で楽しむインテリア-」
<箱との出逢いとHaco Worksに込めた想い>
幼少の頃から母が多くのものを手作りで誂えた家庭で育つ。結婚を機に訪れたパリの友人宅で日用品を収納していたカルトナージュの箱に出会い、その美しさに感銘を受け、レッスンを通してカルトナージュの技術を学ぶ。
そこで出逢った“ナポレオンの箱”。現在もフランスのグラン・トリアノン宮殿に飾られているその箱は、1810年にナポレオンが二番目の妻、マリー・ルイーズを迎える際に様々な美しいものを入れて贈ったとされる箱で、Mの刺繍が施された真紅のシルクが貼られたもの。今も当時のままの状態でベッドサイドの両側に2つ置かれている。
このような愛の表現として使われたという箱に込められたストーリー。そこから貴族の間でカルトナージュが流行していったといういわれ。フランスでカルトナージュを始めた頃に知り、数年かけて探し当てたその箱。それらがすべてHaco Worksの原点となった。
ものづくりとは、小さなことの積み重ね。そのプロセスをひとつひとつ大切にすることで愛着が生まれ、歴史や背景、そして何より使うひとに想いを馳せ、そして次世代へと受け継ぐことのできる品質の高さを追求すること。
カルトナージュの箱は、数十年を経たあとにも時代を超えて使い続けられるものであり、触れることで今まで見てきた情景が蘇り、ふと笑顔になる、気持ちが温かくなる、そんな未来へ繋がるものづくりの精神を体現するものである。
<大型本のご購入はこちら>
「箱ワークス カルトナージュ 2冊セット -布で楽しむ箱作り-」 3,972円(税込)
「カルトナージュ Haco Works (箱ワークス) -箱で楽しむインテリア-」 3,960円(税込)